イチの第3日曜市 Interview Series vol.01 田尻イタリア野菜シンジケート 平山 智也さん
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毎月第3日曜日はiti SETOUCHIに福山市内や近郊の農家さんたちがお野菜や果物、お魚、美味しい焼き菓子やパンをもってやってくる「itiの第3日曜市」
このシリーズでは第3日曜市運営メンバーが出店者さんにインタビュー!
イベントの中だけではなかなか知ることができない、出店者さんの魅力や商品についてお伺いします。
Interview Series vol.01
564 Farm / 田尻イタリア野菜シンジケート
平山 智也さん
酒井「どうやって農家になったんですか?」
平山「僕は岡山出身なのですが、奥さんが田尻の人で結婚して田尻に来てそれから農家になりました。それまでは古着屋に勤めていて、仕入れを任されてアメリカに買い付けにいったりしていました。でも考えてみると祖母の手伝いで農業の手伝いをしたときの爽快感や充実感があっていつかは農業に就きたいと思ってたところもあります。でも最初はピーマンとナスの苗すら区別がつかないくらいでした。先輩農家に教えてもらい、農業塾に通っていまはなんとか農家としてやっています。」
酒井「どんな野菜をつくってますか?」
平山「田尻イタリア野菜シンジケートが始まるまではいわゆる普通の野菜ばかり作っていましたが、今は田尻の未来を考える会とコラボしているトキタ種苗のイタリア品種を中心に育てています。今シーズンだと白なす、パプリカのぐらんぴー、ビーツ、フラガール、じゃがいもなんかも珍しい品種のデストロイヤー、シャドークイーン、インカの目覚め、などです。今年はビーツを多く作っていて田尻の未来を考える会のメンバーと加工品にして販売しようと試作中です。」
酒井「イタリア野菜を作って面白いことはなんですか?」
平山「やっぱり他の人が作ってない野菜を作っているという面白さがあります。実際このあたりのどこの地域でもうまくできるけではないようなのですが、田尻の地中海性気候があっているのか時々指導にきてくれる種苗会社の人もびっくりするくらいの収量があってうまくいってると思います。経営的にも普通の野菜を作っていたときよりも軌道に乗った感じがあります。」
酒井「itiのどこが面白いですか?」
平山「itiのファーマーズは他のマルシェとは違ってオシャレな人が多いと思います。そしてそういう人がたいてい食べ物に関心があると思います。意識が高くて食材に敏感な人が多いと思います。普段は産直市やスーパーにも出荷していますが、感度の高い方と直接やりとりできるのは貴重な経験でありがたいです。」
酒井「最近なんか面白いことありましたか?」
平山「僕らの田尻イタリア野菜シンジケートの活動は田尻の未来を考える会のHPのブログにけっこう頻繁に載せているのですが、それをみて就農したい、できれば田尻で野菜を育てたいという若者が訪ねてきました。いまときどき僕の畑の手伝いをしてくれています。itiのファーマーズもみんなが農業や自分の食べるものに関心をもってくれるきっかけになってくれる可能性を感じます。」