Event Report
9/28（sat)
「OpenA 馬場正尊さん”パークナイズ 公園化する都市”出版記念トークイベント」

iti SETOUCHI2周年を記念するスペシャルイベントとして、リノベーションの第一人者であり、itiSETOUCHIを設計された株式会社OpenA代表 馬場正尊さんをお招きしてトークイベントを開催しました。
トークはitiSETOUCHIプロジェクトへの出会いと試行錯誤についてのお話からスタート。
閉ざされた百貨店の部分活用に、日本の地方都市の再生の一つのモデルタイプになる可能性を感じて始まったitiの取り組み。
開業から2年、かつて消費の象徴旧そごうだったこの場所には買い物をする人だけでなくオフィスワーカーや学生の姿もあり、日常の生活の中の風景の一部に溶け込んでいる。
また個々人によって訪れる目的は違い、ぼんやりとした目的・多様性が許容される都市の中の空間に地方都市の未来を感じたとお話いただきました。

続いて今回の出版された書籍のタイトルにもなっている「PARKnize」という言葉が生まれるまでのプロセスについて。
馬場さんはこれまでも一人一人の営みの集積がまちの変化につながる「エリアリノベーション」、パブリックという概念を問い直し再生する「RePUBLIC」、風景をつくることに留まらずいかに運営していくかという視点も加えた「PUBLIC DESIGN」など様々な取り組みを発表されてきました。
「PARKnize」は鉄やガラス、コンクリートに囲まれた都市への違和感から。
自然を支配するのではなく共存していく社会へ、自然化まではいかなくても再度公園化していくことが、次の都市の在り方ではないかと考えられたことがきっかけです。
その後は「PARKnize」な都市の事例を深掘りしながら、風景や運営についての考えを深めていきましたが、詳細は是非書籍をチェックください。

後半はトークセッション。
会場にいる参加者さんからの質問や感想に対して馬場さんがお答えする形式に。
itiSETOUCHI運営メンバーからのお悩み相談や、建築を学ぶ大学生、近隣で施設を運営される事業者さん、またエフピコRiMの建物オーナーである福山市さんからも質問の声が。
トークセッションの様子は後日アーカイブ動画をアップ予定です。
公開まで今しばらくお待ちください！

改めましてOpenA馬場さん、ご参加いただいた皆さまありがとうございました！