itiの第3日曜市 Interview Series vol.08 もともと農家 松本 ヒロエさん

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毎月第3日曜日はiti SETOUCHIに福山市内や近郊の農家さんたちがお野菜や果物、お魚、美味しい焼き菓子やパンをもってやってくる「 #itiの第3日曜市 」
このシリーズでは第3日曜市運営メンバーが出店者さんにインタビュー!
イベントの中だけではなかなか知ることができない、出店者さんの魅力や商品についてお伺いします。

Interview Series vol.08
もともと農家
松本 ヒロエさん


◎松本さんのお野菜へのこだわりは何ですか?
お野菜は尾道市北部の山間地にある自宅の周りの畑とビニルハウスで母と 1人のアルバイトさんと3人で一緒に育てています。元々は少し離れた場所に家がありましたが60年前に今の場所に引っ越してきています。

家のすぐ横の農地のある場所は偶然、人が飲むことができる伏流水があふれている場所でした。
久井の岩海から流れてきている伏流水で、その水を生活水にも使っています。
一度本当に大丈夫なのか気になって、水質検査もしてもらったんですけど何も問題なし。
また家の外には何匹も猫がいるのですが、その子たちが農地のお水を飲んでも身体に害がないように、ほぼすべてのお野菜を農薬を使用せず育てています。
農薬を使用せず、しかも自然から湧き出たお水で育った野菜がうちの自慢ですね。

◎毎月お野菜の種類がとても多いですが、なぜ多くの種類の野菜を育てているのですか?
私たちの農園には40種類以上のお野菜が毎日育っています。同じお芋でも葉物野菜でも、名前も違えば色も大きさも違う。種屋さんがいろんな種を教えてくれるから、どんな野菜に育つのか楽しみでいろんなもの試しで植えてみているんです。これは美味しくないよっていうものも時にはありますけどね(笑)
たくさん育った野菜は道の駅で販売するだけでなくて、関東に住んでいる子どもたちにも送っています。
都会は野菜が高いみたいで、少しでも子どもたちの助けになればという気持ちも込めていろんなお野菜を育てています。
農薬を使わないのは猫だけでなく、自分の子どもたちや、友達にも安心して食べてと言えるような想いもあってです。

◎第3日曜市へ出店するようになったきっかけは何だったのですか?
きっかけは、南手城のパン屋さんU.P.Uのじょりさんです。
友達からたまたまもらったU.P.Uのスコーンがおいしくて、お店まで買いに行ったらなんと売り切れ。
その場で立ち話をしていると、私が野菜を育てていると知ったじょりさんが第3日曜市への出店を勧めてくれて、2023年4月の第4回目から出店しています。
当時はマルシェがどんなものかも分かっていませんでしたが、1回行けば良いかと誘われるがままに参加しました。
基本的に尾道の道の駅やスーパーへの出荷が多いので、今出店しているマルシェは第3日曜市だけです。
第3日曜市では、U.P.Uさんが私の農園で育ったお野菜を使ったサンドウィッチを作ってくれたりとその日限りのコラボも楽しみです。