11/11(sat)12(sun)『母と娘の物語 ハイル・ターイハ』

| EventNews

「紛争地域から生まれた演劇シリーズ」15年記念 地域連携プロジェクト
『母と娘の物語 ハイル・ターイハ』

原作:アドナーン・アルアウダ
翻訳:中山豊子
演出:林英樹
演出補:小林晃子 @okometsubu0716
出演:
小林春世 @haruyowaruyo (演劇集団キャラメルボックス)、小林晃子
弘田結希 @yuuuki.hirota (カクウノ劇団)、藤井タツキ (カクウノ劇団) @kakunogekidan 、山口聖矢、若井綾乃(劇団EEJAN-Pekapeka) @eejanpekapeka
舞踏:相良ゆみ
作曲・編曲・演奏:大平清
劇中映像:吉本直紀

【日時】2023年
11月11日(土)13時開演 / 17時開演
11月12日(日)13時開演
・アフタートークあり
11日(土)13時の回=渡辺弘(岡山芸術創造劇場ハレノワ プロデューサー/彩の国さいたま芸術劇場 ゼネラルアドバイザー)
@okayama_geijutsusozo

【会場】
iti SETOUCHI CAGE
【料金】
一般:1,500円(当日精算/全席自由)
受付開始・開場:開演の30分前

【ご予約・お問合せ】
ITI「演劇を通して世界を見る」シリーズ福山実行委員会
E-mail: annkoutubu@gmail.com
Tel: 080-3404-9022(小林)
Web予約:CoRich!舞台芸術
https://ticket.corich.jp/apply/281024/
※メールでお申し込みの際は件名を「ハイル・ターイハ申込」として以下5点を明記のうえ、annkoutubu@gmail.comまでお送りください。
①氏名・ふりがな ②希望日時 ③人数 ④電話番号 ⑤annkoutubu@gmail.comから受信可能なメールアドレス
※会期中は090-8346-5284(櫻井)までお問合せください。

「紛争地域から生まれた演劇シリーズ」は国連教育科学文化機関ユネスコ傘下のNGO・国際演劇協会(ITI)の日本センターが、演劇を通じて平和の構築を目指すプロジェクトの一環として2009年から取り組んでいるもので、これまでにアフガニスタン、アルジェリア、パレスチナなどの戯曲を上演してきました。
シリア出身の作家アドナーン・アルアウダによる『母と娘の物語 ハイル・ターイハ』は、シリアの厳しい自然や因習、近代化していく社会の中で強い意志で人生を切り拓こうとする母と娘の姿を、音楽や詩をふんだんに用いて描く語り物です。

Message
シリアに対する私たちのイメージは内戦で破壊されつくした廃墟の都市や、一時、メディアで大きく取り上げられた数百万人に及ぶ難民が国内外、ヨーロッパに押し寄せる姿だと思いますが、今回の作品は内戦に至る前の平和な時代のシリアの庶民の物語です。
「知ることで生まれる変化というものがある。」紛争や戦争を演劇で直接止めることは出来ないかもしれませんが、演劇には「何か」変化を生み出す可能性があると私は考えています。皆さんと一緒に、それを探したいと思っています。
林英樹(総合プロデューサー)

福山へ帰ると決まった時、演劇をやめる選択はなかったのですが、高校卒業後20年以上も離れ、土地勘もなくなっていた地でどうやっていこうと思っていたところに今回の企画のお話をいただき、これだ!と思い飛びつきました。とはいえ福山での演劇事情、演劇関係の知り合いなどもおらず、会場やスタッフ、出演してもらう役者探しと新規開拓な状況。
それでも現在福山で演劇活動をされている方や、福山の街を盛り上げていこうとしている方達との出会いで、これはやるべき企画だと改めて思いました。

紛争地域の戯曲と聞くと、ただでさえ広島という土地柄「戦争」に触れる機会が多く、暗い気持ちになるから見たくないという人の方が多いかもしれない。とある人に言われました。でも今回上演する物語は実はそうじゃなくて、紛争地域と呼ばれている所にも色んな文化があって、当たり前に家族がいて、友人がいて、恋人がいて、そうやって日々を暮らしている人達が居るんだという、そこで「生きている」人達の生活を垣間見ることができる戯曲となっています。私はこの戯曲に出会った時、今まで知らなかった人々や文化を知ることが出来た時、純粋に面白いと思いました。そしてやはりこの戯曲に出会った人たちの殆どが、
興味を持ち、自分の中の知識や疑問や葛藤に対しても向き合っていたりしたのを見て、いかようにでも捉えられる「生きた教材」だなと感じました。

福山で「演劇」と聞くと、ピンと来ていない人がまだ多いなと感じる事もあるのですが、そういう人たちにこそ知って欲しい作品です。
福山の人たちは新しい物好きとも聞きました。この機会にぜひこのシリアの戯曲を、演劇というものを、見て、触れて、知ってもらいたい。
そしてこれをきっかけに、今できている繋がり、そしてこれから出来ていくであろう繋がりを通して、もっと福山に演劇文化を根付かせ広げて行きたいと思っています。
小林晃子(ITI「演劇を通して世界を見る」シリーズ福山実行委員会)

#itiSETOUCHI#イチセトウチ#fukuyama#福山#福山イベント#演劇